公開日:2024/8/3 更新日:2024/8/3
新築建売住宅のオプションとは、標準仕様に追加して選べる設備や機能のことです。
ライフスタイルに合わせて選ぶことで、理想の住まいを実現したり、生活をより便利にしたりすることができます。
この記事では、建売のオプションを決めるタイミングや便利なオプション、値引き交渉、後悔しない選び方について解説します。「いつ決めるか分からない」「どう選べばいいのか」などの悩みを抱えている方はぜひ参考にしてください。
新築建売住宅のオプションとは、もともと用意されている標準仕様に加えて、追加で設備を増やしたりカスタマイズしたりする仕様のことです。
建売の標準仕様では、基本的な設備しか備わっていない物件が多いため、追加することで細部を自分好みし、より住みやすい家を作ることができます。
標準仕様やオプションの内容は、販売会社や住宅メーカーによって異なるので、事前に確認して計画的に選びましょう。
売主から期日が指定されるので、指定日までに申し込みます。
完成前の場合、着工前に決めておく必要があるため、早めに準備を進めることが大切です。引き渡し後であれば外部業者に依頼することも可能ですが、工期や料金はそれぞれ異なるのでスケジュールや予算を確認しておくと良いです。
ここでは、あると便利な9つの設備や機能をご紹介します。
標準仕様では、窓にカーテンを取り付けるためのカーテンレールが付いていないことが多いです。
カーテンがないと、プライバシーが守られなかったり、室内が暑くなったりするので、日差しを調整できる設備を追加しておくと良いでしょう。
網戸を設置することで虫の侵入を防ぎ、空気の入れ替えがしやすくなります。
また、定期的な家の換気は、臭い対策や湿気によるカビの発生抑制に効果的です。コスト面においても、自然な空気を活用することで電気代の節約につながるため、網戸を取り付けると良いでしょう。
新築建売住宅では、窓に面格子やシャッターが付いていないケースは多く見られます。
特に1階の人が入れる大きさの窓には、防犯対策として付けておくと良いです。
食洗機は家電量販店などで購入可能ですが、キッチンに埋め込む工事を行うことで空間をすっきりと見せられたり、片付けにかかる手間を軽減できたりします。
埋め込むスタイルはビルトイン型と呼ばれ、後付けができない場合もあるので、希望する際は事前に追加しておくと良いでしょう。
温水洗浄便座にすることで、トイレの快適性が大幅にアップされます。
例えば、便座を温める機能により冷たい便座に座らなくて済んだり、ウォシュレット機能で肌の負担を減らせたりできます。また脱臭機能や自動洗浄がついている便座を選ぶと、より快適に過ごせるでしょう。
標準仕様では、ほとんどの新築建売住宅は、トイレや玄関など必要最低限の箇所にしか照明は付いていません。リビングや寝室は基本的に真っ暗なので、好みの雰囲気に合わせて照明を選ぶと良いです。
引っ掛けシーリングなどがあれば各自で準備することも可能ですが、取り付け場所がない場合は工事が必要なので追加で依頼をしましょう。
新築建売住宅の場合、エアコンは付いていないケースがほとんどです。
室内を快適に過ごすために欠かせないアイテムですが、注文が殺到する時期だと手に入りづらくなるため、早めに申し込んでおくと良いです。
また、エアコンの設置のみをオプションとして依頼することも可能なので、なるべく安く済ませたい際はネット通販や家電量販店で本体を探してみましょう。
シャッターによって窓を守れるため、防犯・防風対策の強化ができます。
特に、一階部分の窓にシャッターを設置することで、突然の外部からの侵入を防げるでしょう。遮光効果もあるため、直射日光が気になる人や室温を上げたくない人にとっても、シャッターは便利なアイテムとなります。
フローリングは床冷えしやすいですが、床暖房を付けることで床が均一に暖められて部屋全体が快適な温度になります。
また、エアコンやヒーターに比べて空気の乾燥を防げるため、湿度の低下が気になる人は床暖房を追加すると良いでしょう。寒さに弱いペットを飼っている場合も、床暖房を導入することでペットが過ごしやすい空間を作れます。
オプションも値引きが可能ですが、タイミングや交渉のポイントを見極めることが大切です。例えば、エアコンの場合、取り付けの繁忙期を避けたり、複数工事を申し込む代わりに値引き交渉をしたりすると良いです。お互いに利益が出る条件を提示することで、値引き交渉がしやすくなるでしょう。
また、交渉を持ち掛けるタイミングは、オプション工事の見積もりが出た時がおすすめです。見積もりを出すタイミングでは、担当者が利益率を把握していることが多いため、交渉を進めやすくなります。
ここでは、失敗しないための2つのポイントをご紹介します。
オプションにかかる費用を住宅ローンに含めることで、初期費用の負担を軽減できます。住宅ローンの本審査の段階では、金額の大幅な変更が難しくなるので、事前審査の段階で必要なオプションを決めておくと良いでしょう。
ただし、オプション工事の内容によっては、住宅ローンに組み込めないケースが考えられますので、事前に金融機関への確認をおこなっておくと良いです。
設備を追加することで暮らしの質を向上できますが、付けすぎると予算オーバーや無駄な出費につながるので、ライフスタイルを考えて本当に必要なものだけを選ぶと良いです。
例えば、掃除の負担を軽減するためにコーティングをつけたい、ペットのために床暖房をつけたい、など欲しいものの優先順位を考えたうえで検討してみましょう。
新築建売住宅を購入する際、オプションを活用することで他の住宅と差をつけ、自分だけの理想の住まいを実現できます。
選ぶ際は、実際に見学して使用感を確認し、本当に必要かどうか慎重に検討すると良いでしょう。
オプションを付けることで、より快適で満足のいく暮らしを作れるので、自身や家族のライフスタイルに合わせて選んでみてくださいね。