公開日:2024/9/1 更新日:2024/9/1
建売住宅の購入時、どの物件にするべきか悩む人もいるはずです。
失敗を防ぎ、納得のいく建売住宅を見つけるためには、実際に見学したり、構造を確認したりすることが大切となります。
今回は、建売住宅(戸建て)の賢い選び方のポイントを解説します。建売住宅の購入で失敗したくない方や住宅探しで悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。
建売住宅(戸建て)を購入する際は、快適さや価格などを考慮することで、失敗のない賢い住宅選びが叶います。
以下では、それぞれのチェックポイントを解説するので、選び方の参考にしてみてください。
建売住宅(戸建て)を購入する際は、立地に注目することで生活の利便性が高まります。周辺環境や交通の利便性、災害リスクなどをしっかりチェックしましょう。
街の雰囲気や特色はエリアごとに異なります。
子育て中の家庭は教育環境が整っている地域や公園が多いエリア、仕事中心の生活を送る方は職場へのアクセスが良いエリアなど、生活スタイルや家族構成に合わせて選択することで、より満足度の高い暮らしが実現できるでしょう。
最寄り駅やバス停までの徒歩所要時間は、日々の通勤・通学の快適さに直結します。
電車移動が多い場合、通っている路線が複数あるエリアを選ぶと、移動の選択肢が増えるため各方面へアクセスしやすくなります。
車移動が多い場合は、なるべく渋滞の少ない場所にすることで、移動負担の軽減につながります。
周辺環境や治安、災害リスクを確認することで、利便性の向上や近隣トラブルの回避、災害の未然対策につながります。
周辺環境を確認する際は、以下のチェックリストを参考にしてください。
学校への通いやすさ 近くに受診可能な医療機関はあるか 商業施設は近くにあるか 治安が良く犯罪発生率は低いか 地震や津波などの自然災害が起こりにくい地域か 気になる騒音は問題ないか においの強い飲食店などが近くにないか スーパーは近くにあるか 近隣住宅との距離が近すぎないか |
建売住宅は、間取りや部屋の広さが決まっているため、既存のスタイルからニーズに合わせて選択することが大切となります。
予め必要な部屋数や生活動線などを考慮しておくことで、賢い選び方につながるでしょう。
間取りは、生活の快適さを左右する大切な要素となります。部屋数は、多すぎても少なすぎても使い勝手が悪くなるので、将来的な家族構成を見据えた上で、下記の目安を参考に選ぶと良いです。
夫婦2人の場合 |
1LDK (リビング+寝室) |
3人家族の場合 (夫婦+子ども1人) |
2LDK (リビング+夫婦の寝室+子ども部屋) |
4人家族の場合 (夫婦+子ども2人) |
2〜3LDK (リビング+夫婦の寝室+子ども部屋) |
また、物干しスペースや収納スペースがあると、雨の日でも洗濯物を干せたり、空間を広々と使えたりできます。快適性が向上するので、必要に応じて備わっている建売住宅を探しましょう。
部屋の広さは、「10㎡×世帯人数+10㎡」が必要不可欠と考えられています。
2人家族なら30㎡、3人家族なら40㎡といわれているので、家族構成に応じて広さを考慮すると良いです。
また、置きたい家具がある場合はサイズを測っておき、建売住宅の見学時に配置できるか確認しておくと、無駄のない賢い選び方につながります。
生活をする上で欠かせないのはキッチンや水回りです。失敗のないよう使い勝手や動線を念入りにチェックしておくと良いです。
キッチンや水回りを確認する際の、チェックポイントは以下の通りです。
洗濯機の置き場所は適切か 水回りのトラブル時にメンテナンスしやすいか キッチンの高さが身長に合っているか コンロや調理台は使いやすい配置か キッチン周りのコンセント数は十分か |
建売住宅を選ぶ際は、玄関からリビングまでの動線はどうしたいか、家事をスムーズに行えるか、などをイメージした上で優先順位を決めながら間取りを選びましょう。
生活動線を確認しておかないと、効率の悪い移動が増えたり、家族と顔を合わせるタイミングが減ったりする可能性があります。
設備環境が充実していると、生活の質や快適さが向上します。また、設備の利便性だけでなく耐震性なども確認し、万が一の災害に備えておくと良いです。
外観や内装は、好みに合わせて選ぶと良いです。例えば、ナチュラルな雰囲気が好きな人は明るく開放感のある内装、モダンにしたい場合は黒を基調にした外観など、希望を満たす建売住宅を選びましょう。
標準設備仕様には、浴室やキッチン、水回り、トイレなどが含まれます。生活に欠かせない設備なので、標準仕様で使える範囲をチェックしておきましょう。
<設備標準仕様のチェックポイント例> コンロはガスかIHか 浴室に浴室乾燥が付いているか トイレは温水洗浄便座か |
建売住宅では、標準仕様に加えて、表札や照明、エアコンなどの設備オプションを追加できます。
設備オプションを追加することで快適な暮らしを実現できますが、費用がかかるため、必要性を考慮し、優先順位を決めることが重要です。
風通しと採光(日当たり)を確認しておくことで、光熱費の節約につながったり、快適な居住環境を確保できたりします。
建売住宅の購入前に、窓の配置や室内の日当たり、部屋の向きなどのポイントをチェックしましょう。
窓の配置や換気口の位置をチェックし、風通しを確かめましょう。窓の配置が対角線上になっていると、空気循環が良くなり快適さが向上します。
また、洗面所や浴室の風通しが良い建売住宅を選ぶことで、湿気やカビの発生防止になるので確認しておくと良いです。
日当たりや方角が悪いと、室内が暗くなったり洗濯物が乾きにくくなったりします。
購入前に、複数の時間帯で以下のポイントを確認しましょう。
隣家に日差しが遮られないか 日当たりが悪い北向きの物件ではないか 各部屋の光の入り方はどうか |
購入予算に見合った価格帯の物件を選ぶことで、無理のない購入が可能となります。また、将来的な資金計画を考慮し、資産価値やランニングコストにも注目すると良いです。
予算を決める際は、住宅ローンの事前審査を行い、借入限度額を把握すると良いです。購入可能な範囲が分かるので、金額設定の目安となります。
また、購入する際には仲介手数料や登記費用、税金などの諸費用も含まれるため、総額を確認することが大切です。
資産価値(リセールバリュー)を考慮することで、将来的な売却がしやすくなります。
建売住宅を購入する際は、立地条件や周辺の発展状況、間取りの住みやすさ、設備の充実度などを総合的に判断し、将来的に価値の下がる要素が少ない物件を選ぶと良いでしょう。
建売住宅購入後は、住宅ローンの返済や月々の光熱費、修繕費などのランニングコストがかかります。
物件価格が安く初期費用を抑えられても、使う材質や設備によってメンテナンスがすぐ必要になる場合があるので、長期的な視点で判断すると賢い建売住宅選びが可能となります。
住宅品質は、快適にトラブルなく住み続ける上で大切な要素です。
品質をチェックするためには、住宅性能評価書を確認したり見学をしたりして、安心できる建売住宅を選ぶと良いです。
住宅性能評価書を取得している物件の場合は、住宅の性能を数値化した書類で確認することができます。
住宅性能評価書は、「建設住宅性能評価書」「設計住宅性能評価書」の2つが存在します。
住宅品質を判断したい際は、「建設住宅性能評価書」をチェックするようにしましょう。現場検証を行った上で発行される書類のため、実際の品質を確認できます。
実際に見学をすることで、写真や図面では分からない雰囲気や、細部の仕上がりを確認できます。また、近隣施設や交通面をチェックすることで、利便性や暮らしのイメージを具体化することができるでしょう。
アフターサービス内容や保証期間の充実度は、長期的な安心につながるので、購入前に以下のチェックポイントを抑えておくと良いです。
保証範囲や期間はどこまでか トラブル時のサポート体制は整っているか |
施工業者や仲介会社について調べることで、トラブルへの対応力や利用者の声を把握できます。
確認する際は、口コミなどから判断し、信頼できる業者や会社を見つけるようにしましょう。また、過去の実績や総合的な評価が良い会社を選ぶことも、契約時の安心感を得る上でおすすめです。
今回は、建売住宅で失敗しないための賢い選び方のポイントをご紹介しました。
理想の住まいを見つけるためには、立地や間取り、設備環境など様々な要素を考慮することが大切です。
また、仲介会社によっても、安心感やトラブル時の対応は大きく変わります。
真栄不動産であれば、物件に関することなら何でも相談可能です。経験豊富なスタッフが理想の建売住宅選びをサポートするので、どうぞお気軽に真栄不動産へご相談ください。