建売住宅(新築一戸建て)を購入するときの注意点は?|すまいのコラム

公開日:2024/4/2 更新日:2024/4/2

 

建売住宅(新築一戸建て)を購入するときの注意点は?失敗しないための選び方のポイントを紹介

 

建売住宅(新築一戸建て)は、注文住宅に比べて安価に購入できる傾向のため、新築の戸建て住宅に住みたい場合には魅力的な選択肢となります。

しかし、中には「契約トラブルなどは大丈夫か」「選び方が分からず不安」と購入を迷っている方もいるはずです。

 

この記事では、建売住宅(新築一戸建て)購入時の注意点や失敗しないためのポイントについて解説します。購入を検討している方や不安を抱える方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

この記事では、建売住宅(新築一戸建て)購入時の注意点や失敗しないためのポイントについて解説します。購入を検討している方や不安を抱える方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

建売住宅(新築一戸建て)を購入するときの注意点

建売住宅(新築一戸建て)を購入する際、いくつかの注意点を知っておくことで購入後の不備やトラブルなどを防げます。

以下では、代表的な注意点を解説しますので、事前に把握したうえで購入を検討しましょう。

 

建売住宅(新築一戸建て)の内訳は会社により異なる

建売住宅(新築一戸建て)の販売価格には、土地代、建物価格、消費税が含まれています。

キッチンや水回り、クロスなどの標準仕様も建物価格に含まれることがほとんどですが、用意される設備は不動産会社により異なるため、しっかりと内訳を確認しておくと良いです。販売価格だけで選んでしまうと、オプションにより高額になる可能性があることを理解しておきましょう。

 

点検口の有無を確認しないと失敗する

点検口とは、天井裏や床下など見えない部分の状態を確認するための開口部のことです。

点検口がないと、将来的にメンテナンスが必要となった際に内部状態を確認することができず、より多くの修理費用がかかります。購入の際は、屋根裏や床下、ユニットバスなどに点検口はあるのか事前に担当者に確認しておくと良いです。

 

「建築確認申請書」「建築確認通知書(建築確認済証)」「検査済証」を保管しておく

建築確認申請書とは、建築計画が建築基準法に適合するか確認するための申請書のことです。問題がなければ「建築確認通知書(建築確認済証)が交付されます。検査済証とは、申請書通りの建売住宅(新築一戸建て)が建てられていることを証明する書類です。

引き渡し時に渡されるケースがほとんどですが、売却する際などに必要になるため紛失しないよう保管しておきましょう。

 

未完成物件の引き渡しはダメ

建売住宅(新築一戸建て)の引き渡しは、建物が完成してから行うことが鉄則です。

まれに、「決算日までに納品したい」という不動産会社側の都合で未完成物件の段階で打診されるケースがありますが、形だけといわれても承諾しないようにしましょう。

 

書類にサインしてしまうと工事が完了したと認めた証になるため、不具合修理や追加工事に対応してもらえなくなる可能性があります。好条件が提示されるケースも考えられますが、引き渡しは建物が完成してから行うことが大切です。

 

内見時に傷や設備動作を確認する

建売住宅(新築一戸建て)の引き渡し前、不動産会社立ち合いのもと室内に不具合や傷がないか最終確認が行われます。

最終確認時は、床や壁に傷や汚れがないか、設備機器の動作に不具合がないかなど細かくチェックして、必要であれば書類やメモに残しておくとよいです。

また、引き渡し後は対応してもらえないケースもあるため、遠慮せず内見時に補修を依頼するようにしましょう。

 

地盤を確認しておく

地盤とは、建物の基礎を支える地面のことで、土地ごとに強度や安定性は異なります。

地盤が弱い場合、地震や大雨の影響を受けやすく、家が傾いたり沈んだりするリスクが増えるため、施工前に実施した地盤調査結果を確認することが大切です。

 

設計は自由に変えられない

建売住宅(新築一戸建て)は、あらかじめ設計が固定されているため、構造に関する要望を加えることは難しいです。

壁紙や和洋室の変更などは可能な場合がありますが、契約時点で間取りやデザインが納得できるものを選ぶことが大切です。また、引き渡し後にリフォームや改装をおこなう際は、保証や構造に影響が出るかどうかを事前に建築会社に相談することが大切です。

 

建売住宅(新築一戸建て)の失敗しない選び方のチェックポイント

建売住宅(新築一戸建て)の選び方としては、実際に周辺環境を確認したり優先度を決めたりすると良いです。

以下でご紹介する6つの注意点を参考に、失敗のない住宅選びをしてみましょう。

 

設計図書を受領できるか確認する

設計図書は、建物の図面や工事内容が記載してある書類です。

設計図書を確認することで、工事の全体像を把握することができ、後々のトラブル回避につながります。

 

通常、契約前や契約時に不動産会社から受け取ることができます。書類の発行の要求を断る場合は信頼性に欠けますので、契約前に設計図書を受領できるか確認し、問題があれば購入は避けると良いです。

 

譲れないポイントを決めておく

建物を選ぶ際、自身や家族が譲れないポイントを決めておくと良いです。

例えば、間取りや駐車場の数、収納スペースの多さなど、自分たちの生活スタイルやライフプランに合ったものを選びましょう。また、通勤時間や学区などの周辺環境も考慮することで、生活の利便性を高められます。

 

アフターサービスの内容を確認する

保証期間や修理対応の速さなど、アフターサービスの内容は会社ごとに異なります。

建売住宅(新築一戸建て)の購入後も予期せぬトラブルは起こり得るため、事前にサービス内容と対応範囲を確認しておくと良いでしょう。

 

周辺環境は実際に足を運んで確かめる

周辺環境の確認は、ネットや資料で情報収集するだけでなく、実際に足を運んで交通の便利や騒音の有無、周辺施設の充実度を確かめるようにしましょう。

確認する際は、時間や曜日を変えて確認することで、実際に暮らした際のギャップ解消ができます。また、犯罪発生率やハザードマップを把握しておくと、生活で生じる不安が軽減されたり備えにも役立ちます。

 

内見時にいくつかのポイントをチェックする

内見時には部屋の雰囲気を確かめるだけでなく、間取りや収納スペースの広さ、周辺の騒音など、実際の住み心地を意識しながらチェックすることが大切です。

 

確認する際は、以下の注意点などを押さえておくと良いです。

 

・部屋の広さ

・日当たりや風通し

・洗濯機置き場の場所や広さ

・バルコニーの広さ

・コンセントの位置と数

・シャッターや格子などのセキュリティ対策の有無

・浴室乾燥機や食洗器などの設備の有無

・周辺の騒音・生活音の程度

・駐車場の台数

 

契約書の内容をしっかり確認する

契約書は、購入する建売住宅の契約内容詳細が記載されている法的な書類です。

事前に目を通し、手付金や残代金の支払うタイミング、完成・引き渡し時期、契約不適合責任の詳細などを確認しておきましょう。

署名・押印をすると同意したとみなされるため、内容を理解した上で契約を進めることが大切です。

 

建売住宅(新築一戸建て)選びで困ったときは信頼できる会社に相談する

建売住宅(新築一戸建て)選びで困った場合、信頼できる会社に相談することがおすすめです。疑問点や要望を踏まえたうえで、最適な住まい選びのサポートを受けられるため、不安や後悔のない住宅選びができるでしょう。

 

真栄不動産では、物件の購入や選び方に関するご相談に対応しています。お客様の希望をじっくりとお聞きした上で具体的なご提案をいたしますので、建売住宅(新築一戸建て)選びでお困りの方はどうぞお気軽にご相談ください。

 

監修者:阿部 孝則(株式会社真栄不動産)
資格 :宅地建物取引士、保育士

 

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